2026年10月1日、外国人観光客専用の「K-Tour Pass」が釜山で試験運用を始めました。15,000ウォンで、釜山までの交通割引と釜山の観光施設1か所の無料利用がセットになったパスです。釜山には45,000ウォンからのビジット釜山パスもありますが、2つは競合というより使い道が違います。

ソウルや仁川空港から釜山へ移動して、大きな施設を1〜2か所回るならK-Tour Pass。釜山に数日滞在して有料施設を3か所以上回るなら、たいていビジット釜山パスのほうが得です。

2つのパスをひと目で比較

K-Tour Passビジット釜山パス BIG3
価格15,000ウォン45,000ウォン
観光施設約35か所から1か所無料3か所無料(Aグループ1+Bグループ2)
釜山への交通片道最大40%・上限24,000ウォン割引、またはKORAIL PASS 24,000ウォン割引なし
その他空港鉄道直通列車50%割引、WOWPASSカード、提携店約50か所の割引提携店割引
購入できる人外国人観光客外国人観光客
有効期限2026年12月31日まで(試験運用)初回利用から180日

Aグループはロッテワールド・アドベンチャー釜山やスカイライン・リュージュなど入場料の高い施設、Bグループは松島海上ケーブルカーや釜山タワーなどです。

K-Tour Pass:お得さの中心は列車代

価格はどちらも15,000ウォンで、種類は2つです。

種類内容
パス1釜山行きの鉄道・バス片道1回が最大40%割引(上限24,000ウォン)
パス2KORAIL PASS(2〜5日券)購入時に24,000ウォン割引

なぜお得なのかは、計算してみるとすぐわかります。ソウル→釜山のKTX一般室は片道約6万ウォン。その40%は約24,000ウォンで、施設を使う前からパス代以上を節約できます。さらに仁川空港からの空港鉄道直通列車50%割引と施設の無料入場を合わせると、節約できる額がさらに大きくなります。

無料施設には、ロッテワールド・アドベンチャー釜山、松島海上ケーブルカー、スカイライン・リュージュ釜山、BUSAN X the SKY、シーライフ釜山アクアリウム、アルテミュージアム釜山、釜山タワーなどがあります。実際に行く中でいちばん高い施設を選びましょう。

釜山の街並みを背景に海の上を進む松島海上ケーブルカー
松島海水浴場の沖を渡る松島海上ケーブルカー。 Photo: Summertree (Lim Seong-hwan) / Busan Metropolitan City / Busan Tourism Archive / KOGL Type 1 (resized, cropped)

福岡や日本各地から釜山に直接入るなら?

日本からは金海空港への直行便や、福岡からのフェリーで釜山に直接入る人が多いはず。その場合、釜山行きの列車に乗らないので交通割引は使えません。それでも無料施設1か所だけで元が取れることも(たとえばロッテワールド・アドベンチャー釜山の入場料は15,000ウォンよりずっと高い)。ただ、複数の施設を回るならビジット釜山パスのほうが向いています。

ビジット釜山パス:釜山に滞在する旅向け

種類価格使い方
BIG345,000ウォン3か所(A1+B2)、初回利用から180日
BIG565,000ウォン5か所(A2+B3)、180日
24時間券55,000ウォン24時間、提携施設が使い放題(各施設1回)
48時間券85,000ウォン同じ内容で48時間

BIGはのんびり回る旅に、時間券は1〜2日で一気に回る旅に向いています。元が取れるかどうかは、Aグループの1枠をいちばん高い施設に使うかで決まります。

ロッテワールド・アドベンチャー釜山のおとぎ話のような城
Aグループの施設で、K-Tour Passの無料対象でもあるロッテワールド・アドベンチャー釜山。 Photo: Yoo Seung-a / Busan Metropolitan City · Busan Tourism Organization / Busan Tourism Archive / KOGL Type 1 (resized, cropped)

購入と使い方のコツ

  • 購入先: K-Tour PassはKlook、Hop&Hop(Webtour)。ビジット釜山パスは公式サイト。
  • カードの受け取り: K-Tour Passのカードは仁川・金浦・金海空港、ソウル駅、釜山駅で受け取れます。
  • リアルタイム画面を提示: どちらもアプリやモバイルWebのリアルタイムQR・バーコードが必要です。スクリーンショットや印刷は不可。
  • WOWPASS: K-Tour Passのカードはチャージすれば交通カードとプリペイド決済カードとして使えます。
  • ビジット釜山パスのモバイル版: 交通カード機能がないので、T-moneyなどが別に必要です。韓国旅行の支払いガイドも参考に。
黄色いイチョウの葉越しに見える龍頭山公園の釜山タワー
秋のイチョウの葉越しに見える龍頭山公園の釜山タワー。 Photo: Summertree (Lim Seong-hwan) / Busan Metropolitan City / Busan Tourism Archive / KOGL Type 1 (resized, cropped)

K-Tour Passは試験運用の商品で、交通割引クーポンとモバイルチケットは2026年12月31日まで使えます。価格や提携施設は変わることがあるので、購入前に販売ページを確認してください。情報は2026年10月1日時点。