日本人にとってコンビニはおなじみですが、韓国のコンビニには少し違うところがあります。1+1のセール、T-moneyのチャージ、カップラーメン用のお湯、イートイン、そして「トイレがあるかどうか」。日本の感覚のまま入ると戸惑うポイントをまとめました。

食べ物だけのお店ではありません

歯ブラシを忘れた、傘が必要、ウェットティッシュや紙コップがほしい——そんなとき韓国のコンビニは頼りになります。飲み物やお菓子のほか、ティッシュ、洗面用品、カミソリ、生理用品、傘など、旅行中に急に必要になる物がそろっています。

コンビニの強みは「最安値」ではなく「今すぐ」。日用品はスーパーや生活雑貨店より高いことがあります。
京畿道・山本のセブン-イレブン外観
韓国の一般的な路面コンビニ。店舗によって広さ・設備・営業時間は異なります。 Photo: LandAndTree / Wikimedia Commons / CC0

お腹がすいたら、シンプルな組み合わせで

お弁当、キンパ、三角キンパ、カップラーメン、レンジご飯、スープやチゲ、トッポッキ、チキン、ソーセージ、ホットバーなど、すぐ食べられる物がたくさんあります。SNSで話題の「コンビニアレンジ飯」を作らなくても、1〜2品で十分です。

  • 三角キンパ+カップラーメン — 一番定番で失敗しにくい組み合わせ。小さなキムチやたくあんを添えても。
  • レンジご飯+スープ/チゲ — 温かいご飯が食べたいときに。
  • お弁当+飲み物 — ご飯とおかずがすでにそろっています。
  • トッポッキ+ゆで卵 — 辛さがきついときは卵で少しまろやかに。
  • チキン/ホットバー+飲み物 — 小腹がすいたときに。
  • キンパ+飲み物 — キンパだけでもしっかり一食になります。

お菓子、パン、デザート、アイスも豊富。バナナ牛乳やメロナのような韓国らしい定番も見つけやすいです。

電子レンジとお湯は使える?

多くの店に電子レンジがあり、お弁当やレンジご飯、冷蔵食品を温められます。店で買ったカップラーメン用のお湯も使えるのが一般的です。袋麺を自分で作れる調理機やイートインがある店もありますが、全店ではありません。

ペットボトルの水は有料、カップラーメン用のお湯は無料。韓国の飲食店では水が無料で出てきますが、コンビニの水は商品です。

1+1、2+1ってどういう意味?

飲み物、アイス、お菓子、ソーセージなどによく付いています。1+1は1つ買うともう1つもらえる、2+1は2つ分の値段で3つもらえるという意味です。日本のコンビニではあまり見かけない、韓国らしいセールです。

ただし、セールだから得とは限りません。もともと欲しかった物なら嬉しいですが、表示につられて余計な物まで買う必要はありません。内容はチェーン・店舗・時期で変わるので、値札を確認しましょう。

T-moneyカードもコンビニで買える・チャージできる

多くのコンビニでT-money(日本のSuicaのような交通系ICカード)を購入・チャージできます。駅が遠いときに残高が足りなくなっても安心です。

ただし、一般的なT-moneyカードをコンビニや駅で購入・チャージするときは韓国ウォンの現金が必要で、海外発行のクレジットカードは使えません。カード社会の韓国でも、少しだけ現金を残しておきましょう。ほかの交通の支払い方法は韓国旅行の支払いガイドで紹介しています。

お目当てのお弁当やチキンがないことも

お弁当、キンパ、チキンなどの即席食品は人気の物から売れていきます。遅い時間は棚が空っぽだったり、次の入荷待ちだったりすることも。お店に問題があるわけではありません。

イートインで食べたら自分で片付けを

イートインがあっても、レストランのように店員さんが片付けてくれるわけではありません。容器、カップ、包装はゴミ箱へ、テーブルはきれいに。スープの残りを捨てる場所がある店もあるので、表示に従いましょう。

トイレはないと思っておくのが無難

日本のコンビニならトイレを借りられることが多いですが、韓国の小さなコンビニには客用トイレがないのが普通です。ショッピングモールや高速道路のサービスエリア、オフィスビルの中の店舗なら、建物の共用トイレを使います。

사용할 수 있는 화장실이 있을까요? — サヨンハル ス インヌン ファジャンシリ イッスルカヨ?「使えるトイレはありますか?」

店内になくても、店員さんが近くのトイレを教えてくれることがあります。

24時間営業とは限りません

日本と同じく24時間の店も多いですが、すべてではありません。夜間は閉まる店や、時間帯によって無人営業に切り替わる店もあります。深夜や早朝に行くなら、地図アプリで営業時間を確認しておくと安心です。

K-POPやキャラクター好きなら、コラボ棚もチェック

アイドルやキャラクター、ブランドとのコラボで、限定パッケージやフォトカード、ランダムグッズが出ることがあります。どの店にもあるわけではありませんが、旅先で偶然見つけるのも韓国コンビニの楽しみです。

これだけ覚えておけばOK

  • 会計前に1+1・2+1の表示をチェック
  • 水は買う。店で買ったカップラーメン用のお湯は無料
  • T-moneyの購入・チャージ用にウォン現金を少し
  • 小さな店には客用トイレがないことが多い
  • イートインで食べたら自分で片付け
  • 深夜・早朝は地図アプリで営業時間を確認

営業時間、設備、セール、在庫、限定商品は店舗と時期によって異なります。訪れたお店の表示を優先してください。